流産の原因予防と不妊症治療はあきらめなくていい
流産が起こる原因について、いろいろな学説が発表されていますが、「妊娠(着床)すれば、あとは無事に出産するのが当然」といった考え方を変えることが大切です。
妊娠反応がプラスに出ても、その後に組織的な母と子の結びつきを築き上げる必要があります。その過程で、今一歩の課題を残したままであるために流産を繰り返している人が多いのです。
こうしたことから、習慣性流産(2回以上流産を繰り返すこと)の多くは、「不妊の人」と「正常に妊娠・出産できる人」との中間的な妊娠能力の症例といえます。妊娠過程の第1関門である着床は上手に通過できたのです。その後も、母と子の血のつながりを育てるための積極的な姿勢を持つことが、胎盤完成の第2関門を通過させてくれる流産の予防になるのです。
流産を起こす原因として考えられる問題に、次のようなものがあります。
1.黄体機能不全
2.子宮内膜機能不全
3.子宮形態の異常
4.子宮筋腫
5.子宮内膜症
6.子宮内腔癒着症
7.子宮頚管無力症
8.染色体異常
9.全身的な問題
習慣性流産の多くは、妊娠能力が十分に育っていないことが原因といえます。検査の結果を参考に、よい妊娠の準備・流産の予防をスタートさせておきましょう。
妊娠が始まると流産の予防のため、むやみに安静をすすめる医師がまだ多いうえに、自分でも臆病になって内にこもるような生活をしてしまいがちです。
しかし、胎児は子宮内膜の奥深くに包まれているので、心配はいらないのです。よい胎盤をつくるために、妊娠のメカニズムをよく理解して、下半身の血行を積極的によくする生活を心がけて流産の予防をしてください。
ことに習慣性流産の人は、過去に安静第一の生活を送っていたにもかかわらず、赤ちゃんが流れてしまった体験があるはずです。ここで考え方を切り換えて、妊娠中も適度な運動や日常生活を続けてください。それが立派な流産の予防法であり、不妊症治療になっているのです。